トップ  > 採血・処置に親が付き添う > 日記 今日は最後のルンバール

今日は最後のルンバール

1年4ヶ月の間に15回(入院時10回、外来で5回)刺しました。その度に廊下でただ待つしかない私は、自分の無力さと、かずきの痛みを心で感じて涙をこぼしていました。

「お願い、かずき、動かないでね。痛いことは1回で終わらせようね(動いたために一度針を抜いき、再び刺されたことがありました)。・・・どうか、痛みが少しでも軽く、処置が早く終わりますように・・・」そう祈るばかりです。

「骨が折れるー!!」「痛いよー!!」「背中はイヤなの!!!やめてって言ってるでしょ!!!」かずきの泣き叫ぶ声が廊下にまで響きわたります。これが治療でなければ、このドアを突き破ってでも助けてやれるのに・・・。

外来になってからは、ルンバールのたびにミニカーを買って用意していました。ミニカーもたくさん集まったので、今回はカブトムシのおもちゃにしました。ルンバールの直前に渡したのでそれに気をとられたまま、看護師さんに連れられて処置室に入って行きました。

ベットに横にされ、何やら嫌な雰囲気に気づいた頃だったのか、かずきの抵抗する声が聞こえてきました。看護師さんがカブトムシの話をいろいろとしてくださいましたが、そんなことはお構いなし。今はカブトムシどころではない様子のかずきの耳には、看護師さんの話は全く届いていませんでした。

なんとか終了して部屋の中へと招かれました。かずきはベットに横になりキョトンとした表情で私を見つめました。そしてニコニコしながらカブトムシで遊び始めました。

「よくがんばったね。もうこれで終わりだよ。もう背中の注射はやらなくていいんだよ」かずきは笑顔でうなずきました。我慢していた涙が一滴、私の頬をぬらしました。

まだまだ治療は続くし、お尻の筋肉注射は12回も残っているけれど、乗り越えていこうね。

作成:2006-1-25 0:00:00    更新:2011-9-3 13:16:22
戻る日記 大嫌いなルンバール(髄注) カテゴリートップ

当サイトは本やインターネットから集めた情報をもとに、素人が作成しています。
また、闘病記の治療内容や検査結果等は個人により差がありますので、
必ず主治医・担当医にご相談ください。

PAGE TOP