トップ  > トータルケア > 本人への病名説明

本人への病名説明

子どもがもっとも気にかけること

親は、子どもの診断が確定したときに受けるショックは、その病名のもつインパクトの強さや、この先どうなってしまうのかといった不安感がもっとも大きいと考えます。

けれども子どもにとっては、学校に行けなくなってしまうことや、仲よしの友だちと会えなくなることがショックな出来事になるのです。つまり、子どもがもっとも気にかけるのは、病名そのものというよりは、いつになったら退院できるのか、学校に戻れるのか、といったことなのです。

これは子どものもつ素晴らしい特性のひとつでもありますが、子どもは大人とちがい、病気も障害もありのままの現実として受け止める柔軟性と力をもっています。さらに忘れてならないことは、心は健康な子どもとなに一つ変わらないということです。親や周囲の人々が必要以上に敏感になり、手をかけすぎないかぎり、子どもは子ども自身がもっている本来の力を伸ばしていきます。そこに学びが加わることで、年齢にふさわしい成長発達を遂げていくのです。

子ども本人への病名説明の意義

治療中 (目標を明確にして、病気を治す力とする)

  1. 自分の病気を知り、治療や検査の意義を理解することで、治療に対して積極的になること。
  2. 自立心を養い、自分自身で治療や人生を選択すること。
  3. 闘病に対して自身をもち、学業の遅れや見かけの変化におけるコンプレックスに打ち勝つこと。
  4. 家族内で本音で話し合い、家族の結束を深め、他のきょうだいの負担もわかちあうこと。

治療後

  1. 病気と闘ったことを誇りや自身とすること。
  2. 過去に患った病気と治療をはっきりと知らせ、晩期障害に備えること。
  3. いろいろな悩みや不安に対して医療者からも率直にアドバイスできること。

説明するときの注意点

本人への説明

10歳以上の理解ができる子どもでは、可能なら病名も話す。真実をすべて話す必要はないが、うそはつかない。仮の病名を話していた子どもに、真の病名を説明したとき、その子どもを大きく落胆させてしまうことがある。うそは信頼関係の破綻につながる。子どもは心配していたよりずっとスムーズに病名を受け入れる場合が多い。

両親への説明

知識を与え、病気に対する不安を取り除くことで、病気の受容へと導く。(紙に書く、参考になる本を紹介する、説明の場を多く設ける)。小児がんの治療成績は目覚しく向上していること、本人・家族に非はないことなどを時間をかけてゆっくり話す。本人へどのように説明するか、学校への連絡についても話し合う。

子どもたちが病名を知ることを妨げているもの

  • 両親が子どもの疾患を受容できておらず、予後について大きな不安をもっていること。
  • 病名を聞いた後の子どもの反応を過剰に危惧すること。
  • 医療側の支援体制の欠如や、告げる勇気がないこと
引用
作成:2007-6-30 13:49:50    更新:2007-6-30 13:49:50
カテゴリートップ 進む病名説明(中学生・高校生)

当サイトは本やインターネットから集めた情報をもとに、素人が作成しています。
また、闘病記の治療内容や検査結果等は個人により差がありますので、
必ず主治医・担当医にご相談ください。

PAGE TOP