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ディストラクションのテクニックとツール

年齢別ディストラクションのポイント

乳児(1歳未満)
親や知っている人の存在が子どもを安心させる。リズミカルな声かけ、優しい言葉かけ、柔らかい雰囲気の音楽を流す、ゆっくりとした呼吸を促す、子どもを胸に抱き鼓動をあわせる、など
幼児期(1〜5歳)
母親を安全基地として行動する。物語を話す、指人形で遊ぶ、動揺を歌う、動いたり音の出るおもちゃで遊ぶ、など
5歳以上
気を紛らわすこと、リラクゼーション、空想が最も効果的。一緒に数を唱える、本を読む、万華鏡をのぞく、自分の好きなヒーローやヒロインになることを想像する、手品のようなことをする、話題を提示する、など

ディストラクションのツール

ツールは豊富ですが、子どもの嗜好はそれぞれであり、その反応を十分観察し、また、年齢的アセスメントと共に選択する必要があります。最も大切なことはツールではなく人の介入ですが、時間的余裕やマンパワー不足などの課題を解決するためにツールを用いることは効果的な対策となります。

  • 視覚的刺激: 絵本、飛び出す絵本、パズル、万華鏡、動くおもちゃ、鏡、など
  • 聴覚的刺激: 冗談、童話などのお話、音楽、音の出るおもちゃ、レインボーメーカー、など
  • 触覚的刺激: 粘土、やわらかい感触のするゴム製のボール、マッサージ、体をさする、など
  • 臭覚的刺激: アロマセラピー、など
  • 想像的遊び: 数遊び、もの探し、動画、会話など
  • その他: ポエム、しゃぼん玉、風船、など

ただし、最も効果的である方法の一つは母親に同席してもらうことであるという点を常に念頭に置く必要があります。一般的には、どの年齢においても、子どもの最も安心できる人からのマッサージや体をさすってもらうことは、あらゆる場面において簡略かつ最も効果的なディストラクションではないかと考えられます。

テレビ(視覚的・聴覚的刺激)

テレビアニメが小児の痛みを紛らす

クリニックに、バッグス・バニー、クービー・ドゥー、パワーレンジャーなどアニメキャラクターの居場所ができそうだ。テレビアニメが簡単な医療処置の痛みから子供を紛らす役割を果たすことがイタリアの研究で明らかになった。

シエナ大学Le Scatte Clinic新生児集中治療室のCarlo Bellieni博士らは、採血を行う7〜12歳の小児69人を、処置中に気を紛らすことは何も行わない、母親が話しかけて落ち着かせたりなでたりする、テレビアニメを見せる−の3群に無作為に割り付けて検討した。

最も痛みを感じたのは何もしないグループで、テレビを見せた子供の3倍痛みを感じた。母親に気を紛らわせてもたった子供は、何もしなかった子供より痛みを感じなかったが、テレビを見た子供よりは痛みを感じていた。

Bellieni博士は「簡単な処置でも、子供は恐怖や痛み、ストレスを経験する。医療従事者は子供の痛みを紛らす努力が必要である。親がそばに居ることは励ましになり重要なことだが、テレビも適切な鎮痛薬とともに、その効果を増幅させる通常の道具として活用されるべき」と述べている。

研究は、米医学誌「Archives of Disease in Childhood」オンライン版2006年8月16日に掲載された。

「NHKプチプチアニメ」公式サイト

「ウサビッチ」公式サイト

絵本(視覚的刺激・想像的遊び)



万華鏡(視覚的刺激)

読み聞かせ(聴覚的刺激)

粘土(触覚的刺激)

引用
作成:2007-2-28 11:53:21    更新:2007-2-28 11:53:21
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