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ドナー選択の条件

3つの抗原についての血清学的適合

HLAにはクラス抗原(A、B、C)とクラス抗原(DR、DQ、DP)があります。骨髄バンクではこのうち、A、B、DRの3つの抗原についての血清学的適合をドナー選択の条件としています。

わが国における血清型HLA1抗原不一致移植はまだまだ少数例でしか行われていませんが、クラス抗原をDNAレベルで一致させ、クラス抗原が血清型1抗原不一致のドナーから移植した場合には、6抗原一致ドナーからの移植成績に近い結果が得られています。しかし、これはあくまでも初期の成績ですので、慎重に適応を考えていかなければなりません。

血清型 (抗体を使ってタンパクの型を決める)
わが国では原則としてA、B、DR抗原とも血清型で一致しているドナーからの移植を行ってきましたが、ほかに治療法がないというような患者さんにおいては血清型で1抗原不一致のドナーからの骨髄移植は実施できるようになっています。血清型1抗原不一致の特殊な組み合わせとして、HLAヘテロ接合体ドナーからHLAホモ接合体患者への移植があります。
【例】 ドナー・・・A抗原(A2、A24)  患者・・・A抗原(A2、A2) の場合
患者から見ればA24は「非自己」となりますが、ドナーから見ればA2は「自己」であるため異物との認識はしないことになります。すなわち、GVHDが起こりにくいものと予想されています。
DNA型 (タンパクをつくるDNAそのものを検査する)
DNAレベルでのHLAの一致・不一致がどのような影響を与えるかという点について、わが国での分析ではクラス抗原のDNAが一致することのほうが重要であるとの結論になりました。まだ、最終的な結論は出ていませんが、わが国ではクラス抗原DNAの一致が優先される傾向が強いようです。
HLA-C抗原
C抗原の役割を分析し、拒絶反応、GVHD、白血病の再発などと関係していることが分かってきました。A、B抗原に比べるとその影響は弱いかもしれませんが、DR抗原よりも重要である可能性が出てきました。
引用
作成:2006-9-14 8:18:41    更新:2006-9-14 8:18:41
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