造血幹細胞移植の比較

骨髄移植/さい帯血移植/末梢血幹細胞移植の比較

ドナーのリスク

骨髄移植 さい帯血移植 末梢血幹細胞移植
全身麻酔 なし
  • G-CSFの注射を5〜6日間、毎日投与。
  • G-CSF投与による副作用(血小板減少症、肝障害など)。

幹細胞採取方法

骨髄移植 さい帯血移植 末梢血幹細胞移植
  • ドナーは最低4日間入院。
  • 両側の腸骨(腰の骨)に背中側から針を刺して、骨髄から骨髄の中にある血液(骨髄液)を1回数ml〜10mlずつ、50回ほどにわたって採取。
  • 骨髄液の採取は、血液を大量にとることになるので、ドナーはあらかじめ自分の血液を3週間から1週間前までの間に採取して冷蔵保存しておき、それを輸血(自己血採血)。
  • 所要時間は約1時間。
  • お産の際に、臍帯血(臍帯と胎盤の中にある血液)を採取・凍結保存し、造血幹細胞移植の幹細胞として活用する。 
  • G-CSFを5日間以上注射した後、血液成分分離装置を用いて末梢血液を採取。針を2本刺し、1本からは血液をとり、もう1本から末梢血幹細胞をとった残りの血液成分を返す。
  • 自己血採血は不要。
  • 所要時間は約2〜3時間。

コーディネートの期間

骨髄移植 さい帯血移植 末梢血幹細胞移植
非血縁者間の場合は数か月程度 1カ月程度 ---

非血縁ドナーからの採取

骨髄移植 さい帯血移植 末梢血幹細胞移植
《確立》ドナー不足 《確立》ドナープールの拡大容易 《試行中》ドナープール拡大可

造血回復

骨髄移植 さい帯血移植 末梢血幹細胞移植
2〜3週間 遅延傾向 速やか

急性GVHD

骨髄移植 さい帯血移植 末梢血幹細胞移植
20〜40% 少ない傾向 骨髄移植よりやや多い

慢性GVHD

骨髄移植 さい帯血移植 末梢血幹細胞移植
30〜50% 不明 増加傾向

GVL効果

骨髄移植 さい帯血移植 末梢血幹細胞移植
証明されている 不明 増強の可能性

HLA適合

骨髄移植 さい帯血移植 末梢血幹細胞移植
A、B、DRの合計6抗原一致が原則。
1抗原不一致の移植も可能。
すべてが一致していなくとも移植が可能。 ---