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インフォームド・コンセントとアセント

インフォームド・コンセントとは

インフォームド・コンセントとは、患者側がこれから受ける治療について、病気とその具体的な内容、経過、結果、副作用はどうかなど、医師から十分な説明を受け、納得したうえでその治療を受けましょうと同意することです。

患者が子どもという場合、インフォームド・コンセントを受けるのは、患児の保護者の方ということになります。その際、ある程度の情報を持って臨むべきでしょう。

きちんと冷静に話を聞くことも大切です。医師の説明をノートにメモしておくとよいかもしれません。考えられる原因、これからの治療はどうするのか、どんな経過を歩むのか、そして、予想される結果などなどなど、不安や疑問には納得できるまで説明を求めるべきでしょう。それにより、今後の方針や心構えも自ずとできてくると思います。

信頼できる関係作りを

担当医は、患児の病気に関することはどんな質問にでも答えるのが仕事でもあります。疑問を抱えたままでどうも信頼できないと思うよりは、何でも聞いて、お互いのわだかまりをなくしていくほうがよい方向に進むと思います。遠慮することなど、まったく必要ないと思って構いません。

ただし、相手の都合は確認したほうがよいでしょう。医師も何人もの患者を抱えて多忙であることが多いので、偶然出会った廊下であまりにも突然というような場合には、そっけない態度になることがあるかもしれません。患者側のほうにも、ちょっとした気配りがあるとよい関係が作れるのではないかと思います。  

  • 聞きたいことを書き出し、整理しておいてから質問する。
  • 医師の答えや内容を記録して、そこから生じた疑問や不安などを再質問する。
  • 質問の内容をあらかじめ知らせる。

医師を好きになるにこしたことはないのですが、もっとも大切なのは「信頼」です。肝心なことは病気を治すことであり、医師の技能が目的を満たしてくれると思えば十分。すべての医師を好きになる必要はありませんが、わが子を回復させてくれるために医師が立てる戦略は、信用できなくてはならないということです。

よいコミュニケーションはよいケアにとって不可欠です。私たち親は、ケア提供者にオープンかつ正直に話ができる状態であること、ケア提供者側も、患児や保護者にわかりやすく、直接、話ができる必要があります。しかし、会話は効果的なコミュニケーションの一部でしかありません。残りの部分は「聞く」ということです。

最高の医師は、相手が何を話しているかに細心の注意を向けます。相手の話を妨げず、すべての話を聞き終えるまで判断を差し控えています。保護者も注意深く相手の話を聞いて、病気や治療の性質を理解し、それぞれの段階でインフォームド・ディシジョン(十分な情報を得た上での決定)を行えるようにする必要があります。

インフォームド・アセントとは

インフォームド・コンセントの主な原則は、「真実を知る権利」「説明を受ける権利」「自由意思による選択の権利」「自己決定権」です。この前提は、情報が提供され、その情報を理解し、選択肢から選んで決めること、決めたことに対して責任をとる能力がある、ということで成り立っています。

子どもでは思考能力は発達途上にあるため、インフォームド・コンセントは成立しません。子どもの場合、アセント、「子どもからの同意」になります。保護者が子どもに行われることに対して許可をし、子どもからは同意を得ることが大切です。

子どもに病気や治療について話す

インフォームド・アセントの要素

  1. 子どもの発達に応じた適切な知ることや気づきを助ける。
  2. 検査や処置で何が起こるかを話す。
  3. 子どもが状況をどのように理解しているか、また、処置や治療を受け入れさせるための不適切な圧力など子どもに影響を与える因子を査定する。
  4. 上記のことを吟味した上で、最終的に患者がケアを受けたいという気持ちを引き出す。決して子どもをだましてはしけない。

「検査や処置で何が起こるかを話すこと」、「子どもが状況をどのように理解しているかを査定する」ことが重要になります。そして、「子どもがケアを受けたいという気持ちを引き出す」ことが求められます。

子どもに病気のことを伝えるとき

  1. うそをつかない
  2. 年齢や理解に応じて説明する
  3. 周囲への配慮を怠らない

病名を伝えることだけがインフォームド・コンセントではなく、闘病中の子どもたちが病気を受け入れ、主体的に病気と向き合うことができるようにすることを目的としています。大人よりも、むしろ子どものほうが病気を受け入れることに抵抗感が少なく、環境の変化にも柔軟に適応できているように思えます。

作成:2007-9-12 18:41:59    更新:2007-9-12 18:41:59
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