「ぼくのコクワガタ」小児がんの子どもたちの絵画展で展示

すでに終了しましたが、11/28〜30に岡山で開催されたがんの子どもを守る会公開シンポジュウム「小児がんの子どもたちの絵画展」で、次男の作品を展示していただきました。

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その差額ベッド代(特別療養環境室料)は不正請求ではないか

差額ベッドの正式名を「特別療養環境室」といいます。4床以下でも他の条件を満たしていれば特別療養環境室になるようですので、必ずしも「個室」になるとは限らないようです。

さて、この差額ベッド代について問い合わせがありましたのでご紹介します。

【ケース1】肺炎で入院することになり、感染するタイプなので個室に入れられました。まだ差額ベッドに関する同意書にサインもしていないのですが、差額ベッド料金を請求すると言われました。払わないといけないのでしょうか。

【ケース2】
外来で診察後、急遽、子どもが入院することになりました。大部屋を希望しましたが空きがなく、個室を用意されて個室料を払ってもらうことになると言われました。このような場合も請求されるのでしょうか。

【ケース3】
祖母が入院しました。2人部屋にいますが、他の人と一緒の部屋では気持ちが休まらないので、個室へ移してほしいと言います。医師には、大部屋でも治療に支障はないので、このまま様子をみたらどうかと言われました。同意書にもサイン済みです。個室に変わった場合、差額ベッド料金はかかりますか?

答えは、ケース1と2は差額ベッド代を支払わなくてよい
ケース3は差額ベッド代を支払わなければならない。です。

ケース1は、患者本人の治療上の必要により特別療養環境室へ入院させられるため、差額ベッド料金を支払う必要はありません。担当医師にその旨伝えていただいたところ、担当医師が上のそのまた上まで(どこまで?)相談したところ、個室になるが差額ベッド代は支払わなくてもよいとされました。

ケース2は、実質的に患者の選択によらず、病棟管理の必要性等から特別療養環境室に入室させられたため、差額ベッド料金を支払う必要はありません。担当医師にその旨伝えていただいたところ、広い個室に入ったが差額ベッド代は支払わなくてもよいとされました。

ケース3は、患者の都合により特別療養環境室を利用するため、差額ベッド代を支払わなければなりません。

差額ベッド代についての同意書は、入院したときに他の文書と一緒に渡されることが多く、内容を理解していないのにサインされる方も少なくありません。また、書類を渡す医療者も中身を理解できておらず、今回のような請求になることもあります。

理解できない文書にはサインしない

家族が入院することになると、あわただしい日々が続きます。そんな中でも、きちんと理解して進まなければなりません。病気や手続きに関することは、遠慮なく医療者に質問してください。「こんなこと質問してもいいのかな」と思う質問は、トラブルになるようなことはありません。

「輝く子どもたち」 差額ベッド代

■兵庫県公式サイトより 厚生労働省通知「療担規則及び薬担規則並びに療担規則に基づき厚生労働大臣が定める掲示事項等」及び「保険外併用療養費に係る厚生労働大臣が定める医薬品等」の実施上の留意事項について(平成18年3月13日付け保医発0313003号、最終改正平成24年3月26日付け保医発0326第5号)
■兵庫県公式サイト 特別の療養環境(差額ベッド)の提供について

ファミリーハウスはホテルじゃない!

我が家は病院まで車で20〜30分ほどでしたので、宿泊施設を利用することはありませんが、他の方から、「子どもの入院中は、ファミリーハウスでの宿泊やスタッフの方にずいぶん支えられた」という話は伺っています。

ホテルとして泊りに来る方がいらっしゃるなんて許せません。それでも見舞いに来てくれる人がいると、子どもは喜ぶ。そんな姿を想像すると悲しくなります。

■京都ファミリーハウスのブログ「疎水のそばから」
  8月18日「心が折れる・・・」

医療における子どもの人権

これが果たして「治療」なのかと、疑うことが何度もあった。

息子の泣き叫ぶ声が処置室から聞こえる。
「お母さんはここで待っていてください」ピタリと閉められた扉にはりついて待っていると、息子が暴れる音も聞こえてくる。廊下で待っている間、恐怖で体が震えた。そして処置のたびに、これと同じことが繰り返されたのだ。

第2回小児がん専門委員会資料「医療における子どもの権利等について(増子参考人提出)」の中にあった「親に付き添われる権利について」に共感した。

 子どもは、たとえ入院しているときであっても、また、医療機関等で処置を受ける最中も、親や親替わりの人に付き添ってもらえる権利を有する。
 子どもが親に付き添ってもらえる権利を直接的に妨げるのは、面会制限や処置時に親を退出させる等の取り扱いであるから、まず、医療機関や医療従事者は、正当な理由がない限り、そのような取扱いをしてはならない。

採血の付き添いに関して、多くのお母さん方から共感の声が届いた。完全看護の病院は、子どもがどのような状況であっても、定時になると追い出されるという話は珍しくない。

「なぜ?」医療者に問うと、「決まりだから」とあっさり返ってくる。付き添うことができない理由を聞いても、医療者側の都合ばかりが並べられる。体は治ったとしても、心のケアは期待できないことが目に見えているのだ。

子どもが処置の時に暴れないように、腕を体につけてバスタオルでぐるぐる巻きにしたり、大人数人でおさえつけたりする方法が手っ取り早いのだろう。しかし、それで子どもの人権は守られているのだろうか。

子どもは、私たちが思っているよりも状況を把握し、まわりの大人をよく見ている。暴れさせない方法を親が模索したところで、本人が納得していなければ何の効果もない。暴れさせないようにするには、本人の「がんばる力」を引き出すことだと私は思う。

まずは直接子どもに尋ねてみて、返ってきた答えに親が共感する。話が立ち止まったり横にそれたりしたときは、自分で答えを見つけ出すためのヒントを与えてやればいい。時間はかかるだろう。焦らず見守ってほしい。

そして、子ども自身がその方法を見つけた時に、親は力を貸してやることができる。医療者への交渉もそのひとつ。言いづらいかもしれないが、勇気を出して話を切り出してほしい。

晩期合併症のことも含め、小児がん治療の課題は多く残されている。小児がんの治療を受けた子どもたちが病気を受け入れて克服し、健やかに成長していくには、体だけでなく心のケアも重要なのだ。私たち親にできることは何か、まずは自分自身と向き合っていただきたい。

 

小児がん専門委員会 参考人 弁護士・増子孝徳さん記事
朝日新聞「医療を受ける子どもにも説明を」

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また、闘病記の治療内容や検査結果等は個人により差がありますので、
必ず主治医・担当医にご相談ください。

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